何が女子ボクシング創作界を駄目にした

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この20年での堕落

僕が女子ボクシング創作と出会ったのは約20年前、僕が中学生の頃だ。その頃は個人サイトでの創作作品の発表がメインで、数多くの素晴らしい作品が発表されていた。ボクシングを通した仲間との友情、ライバルとの切磋琢磨を描いた作品が多かったように思う。

それから20年、今はどうか。批判を恐れずに言えば、ひどいものだ。Xやpixiv,Deviantartなどに何百もの作品が毎日投稿されているが、その多くはエロ・グロ・サディズムに染まったものだ。かつての個人サイトは消滅し、SNSへ移った古参創作者の多くも、メインストリームとなったサディズム的嗜好へとあっさり転向した。かつて熱いドラマを描いていた人間すら安易な表現に流れているのだから、新規の創作者が昔ながらのスポ根路線を描くはずもない。完全に悪貨が良貨を駆逐した状態だ。

堕落の原因1:サディズム

何がこの状態を生み出したかといえば、やはりリョナ趣味に代表されるサディズムだろう。以前僕が他の人と話したときに言われたのは「腹パンを堂々と描けるからボクシング創作をする人が多いのだろう」ということだった。彼らにとってボクシングとはスポーツではなく、自らの性的興奮を満たすための「合法的な暴力の手段」でしかないのだ。サディズムが根底にあるから、トップレスで試合をさせるし、弱いものいじめのようなシチュエーションの試合も組む。僕には理解できない趣味だが、それを好んでいる人間のほうが多いというのが観測の結果得られる推察だ。

堕落の原因2:SNS

なぜそのような趣味が広まっていったかといえば、言うまでもない、SNSの普及によるものだ。Deviantartやpixivといった創作SNSを通してより多くの同好者が交流するようになり、その中で「サディズム的な創作物が見たい」という声が強くなった。いいねやブックマークといった人気を可視化する仕組みでそのような創作物が人気だとわかるようになり、作者たちはその声に迎合するようになった。承認欲求によるものだ。Twitter(現X)の爆発的普及はその流れを加速させ、過激さを求める風潮も相まって、pixivなどとは比べ物にならない数のいいねがサディズム的創作作品に押されるようになった。数字のために作品を切り売りした結果が、今の壊滅的な惨状だ。

いかに復興させていくか

この流れをどうするか。僕は今の流れが嫌いだし、断ち切りたいと思っているが、それが到底不可能だということもわかっている。また、不平不満を言うばかりでは誰も賛同しないこともわかっている。僕にできるのは、誰か一人でも心が動いてくれればと信じて作品を作り発表することだけだ。

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